銀行口座の手続きについてどのような流れで手続きを進めていくのか簡単に説明します。
- 被相続人の銀行口座の確認
- 被相続人がどの銀行に口座を持っていたかを確認します。
- 銀行から預金残高証明書を取得します。(財産目録作成のため必要です)
- 必要書類の準備
銀行ごとに必要な書類が異なる場合がありますが、一般的に以下の書類が求められます:
基本書類
- 戸籍謄本(被相続人):被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍。
- 相続人全員の戸籍謄本:相続人を確定するために必要。
- 法定相続証明情報:この場合上記戸籍謄本は不要になります。
- 遺言書(存在する場合):公正証書遺言や家庭裁判所で検認された遺言書。
- 遺産分割協議書(遺言書がない場合):相続人全員が合意した遺産の分け方を記載した書類。
- 相続人全員の印鑑証明書:遺産分割協議書に押印した印鑑の証明。
銀行の指定書類
- 各銀行が用意した相続手続き依頼書など。
- 詳細は銀行窓口またはウェブサイトで確認。
- 銀行に提出
- 銀行の窓口または郵送で必要書類を提出します。
- 書類に不備がある場合、銀行から追加の書類提出を求められることがあります。
- 銀行による審査
- 提出した書類が審査されます。通常、数週間から1か月程度かかります。
- 口座の解約・資金の分配
- 審査が完了すると、口座が解約され、指定された相続人の口座に資金が振り込まれます。
- 振り込み後の資金分配については、相続人同士の合意に基づきます。
注意
- 相続税の確認
相続税の申告・納税が必要な場合があります。税理士に相談することをお勧めします。
- 遺産分割協議の調整
相続人全員の合意が必要です。合意が得られない場合、家庭裁判所の調停が必要になることもあります。
- 銀行ごとの対応の違い
銀行によって求められる手続きや書類が異なるため、事前に確認が必要です。