健康保険の手続きも忘れずに!
健康保険の手続きも必要になりますので、忘れずに手続きしましょう!
相続手続きにおいて、故人が加入していた国民健康保険や社会保険に関する手続きが必要です。以下に、主な流れを解説します。
- 国民健康保険の手続き
故人が国民健康保険に加入していた場合、以下の対応が必要です。
(1) 保険証の返却
- 市区町村役場の国民健康保険課または窓口にて、故人の保険証を返却します。
- 必要書類:
- 故人の保険証
- 死亡診断書の写し(または戸籍謄本など、死亡を証明する書類)
(2) 未納保険料の精算
- 故人に未納の保険料がある場合は、相続人が納付義務を引き継ぐことになります。ただし、相続放棄をした場合は支払う必要がありません。
(3) 葬祭費の申請(該当する場合)
- 葬儀を行った場合、一定額の葬祭費が支給されることがあります(市区町村によって金額は異なります)。
- 必要書類:
- 葬儀費用の領収書
- 故人の保険証
- 葬儀を行った人の口座情報
- 社会保険(Social Insurance)の手続き
故人が社会保険(健康保険、厚生年金など)に加入していた場合、会社や年金事務所で手続きを行います。
(1) 健康保険の脱退手続き
- 故人が会社員で健康保険に加入していた場合、会社が脱退手続きを行います。
- 必要書類:
(2) 埋葬料または埋葬費の申請
- 故人が会社員だった場合、埋葬料または埋葬費として一定額が支給されます。
- 必要書類:
- 埋葬にかかった費用の領収書
- 故人の健康保険証
- 申請者の口座情報
(3) 年金の停止手続き
- 故人が年金を受給していた場合、日本年金機構に「受給停止」の手続きを行います。
- 必要書類:
- 年金証書
- 死亡診断書の写し
- 戸籍謄本
- 法定相続証明情報
(4) 遺族年金の申請(該当する場合)
- 配偶者や子供が遺族年金を受け取れる場合があります。詳細は日本年金機構に問い合わせましょう。
- 注意点
- すべての手続きは相続人が行いますが、相続放棄をした場合は手続きを行う必要がありません。
- 手続きの期限があるものも多いので、早めの対応が必要です。
- 各手続きに必要な書類や窓口については、市区町村役場や日本年金機構に確認してください。
次回特に注意する点について記載していきますので、参考にして下さい。