JICCの手続きについて

JICC（日本信用情報機構）の相続手続きは、被相続人の信用情報を調査するための方法です。これは、被相続人の負債やクレジットカードの利用状況、返済状況などを確認するために必要となる場合があります。以下に、JICCでの相続手続きについて詳しく説明します。

1. JICCの相続手続きの概要

相続人は、被相続人が残した財産や負債を確認する必要があります。JICCを利用することで、以下のような情報を把握することができます。

確認できる情報

• 被相続人が契約していたローンやクレジットカードの契約内容
• 支払いや返済の状況
• 延滞情報や事故情報（例: 債務整理や自己破産）
• 契約終了の状況

2. 手続きが必要な理由

被相続人が以下のような状況に該当する場合、JICCで信用情報を調査する必要があります。

• 被相続人に負債があるか不明な場合。
• 負債を確認して相続放棄や限定承認を検討している場合。
• 債権者から返済の請求が来た場合。
• 被相続人が消費者金融やリース会社などを利用していた形跡がある場合。

3. 必要書類

被相続人の信用情報をJICCで確認する際には、以下の書類が必要です。

(1) 被相続人に関する書類

• 戸籍謄本、法定相続証明情報など: 被相続人と相続人との関係を証明するためのもの

(2) 相続人に関する書類

• 本人確認書類: 相続人の身分証明書（運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど）。
• その他、指定のある書類を確認が必要です。

4. 手続きの流れ

JICCでの相続手続きは、以下の手順で行います。

(1) 必要書類を準備

事前に、相続手続きに必要な書類をすべて揃えます。

(2) 開示請求の方法

JICCでは、以下の方法で相続手続きを進められます。

1. 郵送での開示請求
   • 「郵送開示申請書」をダウンロードし、必要事項を記入します。
   • 必要書類を添付して郵送します。
   • 手数料として1,300円を同封します。コンビニにて郵送開示利用券を購入する。
   • 後日、開示結果が郵送で届きます。

5. 開示結果の確認ポイント

JICCから提供される開示結果には、以下のような情報が記載されています。

• 被相続人のクレジットカードやローンの契約内容
• 支払いの進捗状況や残高
• 延滞や事故情報の有無
• 契約が終了しているかどうか

CICとJICC両方を申請することも可能です。ご不明な点があればご質問下さい。