ご依頼事例2
ご依頼事例遺産分割協議に関するご相談
ご相談内容
先日、母が他界しました。母の遺産として、自宅と預金(約1,000万円)が残されていますが、遺言書は作成されていませんでした。相続人は私と弟、そして妹の3人です。母の葬儀後、兄弟間で相続財産の確認、分け方について話し合いを進めましたが、意見がまとまらず困っています。具体的な話し合いの内容については、私は自宅を相続し、弟と妹には預金を分けてほしいと考えていますが、弟は自宅の売却を主張しており、妹は自宅をそのまま維持したいと言っています。私たち兄弟間で協議が進まないため、専門家のサポートをお願いしたいと考えています。
ご相談したいこと
- 遺産分割協議書の作成手順と注意点について。
- 自宅の評価額を適切に算出する方法。
- 兄弟間の意見がまとまらない場合の調停や解決手段の紹介先について。
- 相続税が発生する可能性がある場合の申告手続きの紹介先について。
母の戸籍謄本や財産関係の資料は一部手元にありますが、不足している書類があれば取得して欲しい。相続手続きが初めてのため、先生のアドバイスをいただきながら、円満に進めたいと思っていますとご依頼いただきました。
遺産の分け方について、兄弟でもそれぞれ考え方が違います。3人が納得する方向で進めていく必要があります。金融機関の残高証明書や不動産の評価証明書などで資産の総額を全員で確認し、透明性のある手続きを行うことを3人にはお伝えし、手続きを完了しました。3人が平等に法定相続分でお母様の財産を受け取りたいというお考えでしたので、相談者の方が自宅を相続する代わりに代償金を払って3名が平等になるように進めていきました。