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へそくり大発見!!!
こんな依頼もありました。へそくりがあると聞いているが、これも相続財産になるの???
お父様が亡くなり、ご家族で相続手続きを進めるために遺品の整理を始めました。タンスや書類棚を確認しながら、預貯金や証券などを確認していたところ、お母様がお話されたようです。「どこかにへそくりを隠してるって言ってたのよ。でも、どこにあるかは教えてくれなかったのよねぇ…。」この一言で、家族の空気が一変。相続人間で「え、へそくり?」、「そんなの聞いてない!」と。母の話によると、生前、父は「いざというときのために取ってある」と言っていたそうですが、その場所を明かさないまま亡くなってしまったとのこと。「どこかにあるはずだ!」とへそくりを探すことに。。。
大捜索開始!家じゅうをくまなくチェック
まずは、タンスの引き出しや本棚の奥、押し入れの布団の間など、思いつく場所を片っ端から調べました。しかし、それらしいものは一向に見つかりません。「もしかして、床下収納とか?」「いや、天井裏とかに隠してたりして…。」「まさか庭に埋めてたりしないよね…?」
家族総出で、ちょっとした“宝探し”のような状態に。リビングのソファのクッションを持ち上げてみたり、書斎の机の引き出しをすべて開けてみたりするものの、何も見つかりませんでした。捜索が難航する中、祖母がふと、父が生前よく手を合わせていた仏壇に目を向けました。「もしかして…?」そう思い、慎重に仏壇を動かしてみると… 何やら古びた封筒がぎっしり詰まっている!そっと封を開けると、中から1万円札が次々と出てくる!家族全員が固唾をのんで見守る中、数えてみるとなんと総額100万円!
見つけた現金をどうするかわからなかったので、弊所に連絡いただき、他の相続財産と一緒に正式に相続手続きを進めていきました。きちんと財産目録に記載し、相続手続きを進めました。へそくりを入れても相続税の課税金額にはならなかった。大捜索のへそくりを探すことになり、お父様の性格などを改めて思い出してみんなで思い出を語れたそうです。