銀行口座の手続きについて

大阪府在住のCさん(40代・長女)は、お父様が亡くなられたあと、預金口座の解約をしようと、某大手銀行の窓口に訪れました。

ところが、思っていた以上に大変だったのです。

 

🔻 銀行で求められたものは

銀行の窓口で言われたのは、以下のような書類の一式:

  • 戸籍謄本(お父様の出生から死亡までの連続したもの)
  • 相続人全員の現在の戸籍謄本(全員分
  • 遺産分割協議書(法的要件を満たした書式・署名・押印済みのもの
  • 相続人全員の印鑑証明書
  • 被相続人の通帳原本・キャッシュカード・本人確認書類
  • 銀行所定の相続手続き依頼書(署名・押印が必要)

 


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さらに、こんなトラブルも

💬「戸籍は市役所でもらえるんでしょ?」と軽く考えていたが、実際には…

→ お父様の本籍が複数の市町村にまたがっており、郵送で取り寄せることに。しかも、改製原戸籍や除籍謄本の意味が分からず、市役所に何度も電話

💬 遺産分割協議書って、ネットで検索したテンプレートでいいでしょ?
→ 銀行に持って行ったところ、「法的に不備があります」と突き返される。特に、相続人の特定方法・押印の位置・割印の有無などが重要だった。

💬 印鑑証明書はコンビニで出せるからすぐ揃うはず?
→ 妹が引越し直後で、印鑑登録がまだ済んでいなかったため取得できず、手続きが1週間以上ストップ。

💬 預金額が100万円以下だから簡単に済むと思っていた?
→ 銀行によっては「少額だから簡略化できる」という制度があるが、続人の人数や関係性によっては適用できないケースもある

 

🔻 結局、3週間かけても手続きが完了せず

書類の不備と押印漏れ、印鑑証明の期限切れなどが重なり、Cさんの有給休暇は3日以上使われてしまいました
精神的にも疲れ、「もう自分でやるの無理…」と当事務所にご相談いただきました。

 

🔻 当事務所がサポートした結果

  • 戸籍取得・相続人調査はすべて代行
  • 正式な遺産分割協議書を法的要件を踏まえて作成
  • 相続人全員への書類送付・説明も当事務所が実施
  • 銀行とのやり取りも代理人として対応

その結果、14日で銀行手続きが完了し、Cさんからは「こんなにスムーズにいくなら、最初からお願いすればよかったです」とのお言葉をいただきました。

銀行手続きは地味にめんどくさいが積み重なる

  • 銀行ごとにルールが異なる
  • 書類の細かい不備でも差し戻される
  • 書類の期限印鑑証明書等など(発行から3か月以内など)に注意が必要
  • 忙しい方ほど後回しにして、気づいたら何か月も経ってしまう…

 

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