葬儀は自分で計画する時代

葬儀は自分で計画する時代
 
相続とは、ある意味では「終活」の問題でもあります。「終活」はかなり幅広い意味を持つ言葉で、生前から相続に関することを初めとして死に向けてさまざまな準備をし、悔いの残らないよう人生の有終の美を飾るための活動と言えます。
健康寿命をできるだけ長くしたり病気や介護・認知症になった時の医療対策、葬儀やお墓の事前準備、円満相続のための遺言書作成、自分史の編纂、遺品の整理、等々その内容はいろいろあると思います。
法人経営者などで事業承継が大きな問題となる場合などを除けば、これらは個人としていかに人生の最後を有意義に終えるかということです。それは残された家族の問題でもあり、また自分の問題でもあります。

そうした「終活」の中で、葬儀の準備があります。葬儀と言えばお坊さんのお経とお焼香のイメージが強いですが、葬儀屋さんが故人の生前を遺族にヒアリングし、その記録と写真でスライドショーを行ったり、故人が好きだった音楽やモーツァルトのレクイエム、ショパンの別れなどクラシックの定番曲を流すといった演出がよくあるようです。
最近は葬儀屋さんもいろいろ工夫し、さらに新しいスタイルが登場しているようです。故人の趣味に合わせて設営自体を凝ったものにする、たとえば茶道が趣味であったらお茶会形式の葬儀にしたり、生演奏による音楽葬やバルーン使用の告別式などもあるようです。
そうした内容はともかく、問題はそれらを生前に自分で考え計画しておくかどうかです。葬儀というものを残された家族のためだけに行うのではなく、自分の人生の最後を自分が満足できる形で終える準備ということになります。
こうした葬儀なら会葬者もそこに故人の意思をありありと感じることができ、より故人を強く偲ぶことができるのではないでしょうか。葬儀に参列してくれる方々に、直接自分で最後のメッセージを残すという方法がこれからの主流になりそうな気がします。
 

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