遺産相続は”手続き期限”があります!

Heritage inheritance deadline

遺産相続の手続きに期限が設けられていることはご存知でしょうか?
放っておくと「相続の期限切れで遺産が誰かの物になってしまうのでは?」と思われるかもしれませんが、そのままにしておいても遺産が誰かの物になったりすることはありませんのでご安心ください。


けれど、誰がどの遺産をどれだけもらうかといった「遺産分割協議」をしないと、遺産は相続人全員の共有物のままとなり土地の管理や、いざ売りに出そう、となった際に面倒なことになります。

遺産分割協議の実施に期限はないのですが、早めにやっておくにこしたことはないでしょう。

難しい手続きは全て代行いたします

その他、遺産相続に期限が
設けられてしまうもの

  • 遺産相続による所得税の申告は4ヶ月以内が期限
  • 相続税の申告は10ヶ月以内が期限
  • 遺産相続の期限が迫っている場合
  • 遺留分に関する請求は1年以内が期限
  • 相続税の申告期限が迫っている場合
  • 相続税軽減に関する申告は3年以内が期限
  • 遺留分の申告期限が迫っている場合

手続き期限と流れ

Flow

STEP01

遺産相続開始

ご逝去を悼み、ご家族様のご心痛をお察し申し上げ、心よりお悔やみ申し上げます。故人への想いと深い悲しみの中、手続きを迫られることになりますが、その中でもまず一番に行う重要な手続きが死亡届の提出です。
具体的な日数は戸籍法第86条にて定められております。
「死亡の届出は、届出義務者が死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡があったときは、その事実を知った日から3ヶ月以内)に、これをしなければならない。」
条文の通りですが、死亡の事実を知った日から7日以内です。
「死亡した日」ではなく「死亡の事実を知った日」であることにご注意下さい。国外での死亡の場合は、「死亡の事実を知った日」から3ヶ月以内とされています。

STEP02

遺言書の有無の確認

遺言書なんてテレビかドラマの中だけの話だとお思いの方も多いかもしれませんが、実際はお亡くなりになられた方がメモとして残しておられることもよくあります。

・直筆で書かれた遺言書(自筆証書遺言)の場合
・遺言書の使い方を知りたい場合
・遺言書の内容が有効なのか知りたい場合

上記以外にも様々な形があるかと思いますが、遺言書の扱いについてのご相談も弊社にお任せください!

STEP03

相続人の調査・確定

相続人がいましたら、まず相続人として確定することから始めます。

遺言書がある場合には、そこに記載されている方が相続人となりますが、遺言書がない場合や遺言書の記載が一部しか残されていない場合には、相続人の調査から始めなければなりません。

STEP04

財産の調査

財産というと不動産などの良いものだけをイメージしがちですが、借金などのマイナスも相続財産に含まれます。
また、相続財産の名義変更の際や金融機関で被相続人の預貯金を引き出す際には、戸籍謄本や相続関係説明図が必要になります。
つまり、親族の間では分かり切っていることであったとしても、戸籍収集等による相続人調査は必要なのです。

STEP05

相続方法の決定

財産調査が終わったら、各相続人は相続方法を決めなければなりません。
相続方法とは、単純承認、相続放棄、限定承認の3つの方法のことです。
相続する権利があるからと言って、マイナスの財産ばかりだったら相続したくはありませんね。
親族間のトラブル回避のためにあえて、相続放棄を希望する方もいるでしょう。つまり、相続をするかどうかを決めることが相続方法の決定です。

STEP06

故人の所得税の申告

お亡くなりになった年の1月1日からその日までの所得を計算し税務署に所得税の申告・納付をします。

■ 準確定申告(1月1日から死亡日までの所得に対する確定申告)
■ 納税の対象となる人

STEP07

遺産分割協議書の作成

「遺産分割協議」という、相続人全員が参加する話し合いによって分割案を決めていきます。
この協議には相続人全員の参加が必須です。もしも、不在者がいたり未成年者がいる場合には、代理人を立てる手続きが必要になってきます。
この協議がまとまったら、それを遺産分割協議書に記載し、相続人全員の署名と実印を押します。
これにより遺産分割案を絶対のものとし、後でもめることを防ぐことができます。

STEP08

遺産の名義変更手続き

遺産分割協議書がまとまったら、財産の名義変更を始めていきます。
名義変更も大変な手続きですが、不動産(土地・建物)の場合は、法務局に所有権移転の登記申請をする必要があります。
また、預貯金の場合は、各金融機関の名義変更が完了するまでには約1ヶ月かかります。ゼロから手続きを始められる場合、法律家に依頼しても、ここまでで約3ヶ月かかります。

STEP09

相続税の申告・納付

相続財産の金額が確定した後は相続税の申告です。
相続税の申告が必要となるのは、現行の法律では下記の基礎控除額を超える相続財産がある方です。
基礎控除:5000万円 + 相続人の人数 × 1000万円

相続税の申告には期限があり、相続が発生した翌日(通常、被相続人が亡くなった翌日)から10か月以内となっています。また、申告に不備があるのではないかと疑われると、税務署から再調査される場合がありますので、ここは税理士にお任せすることをお勧めいたします。

STEP10

遺産相続手続き完了

すべての手続きが完了すれば、あとはそれぞれの決められた期間で待つのみとなります。
人によっては査定に時間がかかることもあります。

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